赤石路代の漫画『ワン・モア・ジャンプ』は最高のスポ根少女漫画です
私は以前、少女漫画もけっこう好きだよって話をしたと思います。
子供の頃に妹がりぼんとなかよしを購入していたので、私が買っていたジャンプと交換して読んでたんですよね。
漫画ならなんでも良かったその当時、それで少女漫画の面白さもわかっているわけです。
もちろん主人公が好きになる男の子の気持ちはわかりますが、女の子主人公の気持ちもわかってキュンキュンするんですよねw
で、好きな少女漫画作品はたくさんあるなかで、ストーリーとして好きなのが赤石路代先生の『ワンモアジャンプ』です。
これは恋愛要素よりも、アイススケーターとして活躍する主人公を描くスポーツ漫画としての要素のほうが好きでした。
主人公の帝(みかど)は双子で、兄の皇と一緒にペアでスケートしてたんですけど、皇がアイスリンクを製氷する車に巻き込まれて亡くなってしまうんですよね。
そこから、ロシア人の異母兄トーマと出会って、シングルスケーターとして世界を舞台に闘っていく話です。
なにが好きかといいますと、たとえば帝がスケートプログラムの『リトルマーメイド』を演技する場面。
赤石路代さんの漫画家としてのテクニックが素晴らしくて、まるで本当にリトルマーメイドの音楽が聞こえるようで、その中で帝がまるで人魚のようにアイスリンクを滑ってる姿がイメージできるんですよ。
そして王子様を見つけた切ない表情を演技していたり、スケートにおける演技構成までしっかり描いていてすごいです。
他にライバルスケーターも登場しますが、それぞれ実際のスケート選手のように特徴があって、まるで実在の人物のように描かれています。
フランスの黒人選手は、スケートが荒いけどジャンプが高いとか、それで人種の問題もあって芸術的に評価されにくいことに悩んでいたりとか…。
とにかくスケート漫画として、もちろん恋愛要素でもキュンキュンできますし、ぜひ少女漫画と敬遠せずに男性にも読んでほしいです。
数年前にスケートアニメで「ユーリ!!! on ICE」が放送されましたよね。
あんな感じでワンモアジャンプをアニメ化してくんないかな~と思う今日このごろです。